引用
二重国籍認めない日本 ロバート・キャンベルさんにはどう見える?
7月20日

日本と外国、二つ以上の国籍を持ってはだめなのか――。国境を越えた活動が当たり前になりつつある今、国内外の日本人から二重国籍を認めるよう求める声が上がっています。二重国籍を原則認めない日本の法律は、海外出身者からどう見えるのでしょうか。米国籍を持つ日本文学研究者のロバート・キャンベルさんは、現在の法制度が「国に富をもたらすのか」と疑問を投げかけます。
――日本国籍がないことで、これまで困ったことはありますか?
「本業の研究者としての立場から言うと、日本国籍がないことで何か制約を受けたことはほぼありません。永住権を持っていれば、日常生活でしようと思うことは大体できます」
「ただ、選挙で投票ができません。これまで学生を指導し、新聞やテレビで社会情勢の解説をし、ほぼ全ての省庁の有識者会議に関わってきました。未来をみんなと一緒に考えているのに、投票をせずに『責任を果たせていない』というじくじたる思いがあります」
「人種的に『日本人』ではないのは自明ですが、外国人だという自覚もありません。日本国籍を取っていないほうが不自然だと自分では思っています」
「それなら日本国籍を取ればいいと思われるかもしれません。でも、僕はアメリカ国籍を持ち、日本で生きる者として言論に関わっている。アメリカ国籍を放棄する積極的な理由が見いだせません。法律的な次元では問えない、内心の問題です」
数字に表れない損失や配当があるはず
――二重国籍を認めていない日本は、キャンベルさんからどう見えますか。
「二重国籍を認めるかどうか…